私の行っていた勉強方法を以下に記します。よろしければ一例として、何かの参考にしてください。

勉強で使ったもの

メインは下の二つです。

①金原出版 臨床検査技師国家試験問題注解 2021年版

解説では基礎から易しく説明してあり、とてもわかりやすく、個人的にはこれが一番勉強になりました。解いていくうちに要点や頻出問題もわかってくるため、心からおすすめしたいと感じた問題集です。付録のカラー写真集や出題傾向の表も重宝しました。


②医歯薬や大学の模試(10回程度)

他に、学校でもらったプリント・教科書・Google検索を補助的に使いました。

勉強の計画の立て方

私は「短期間で120点以上に点数を上げることと」が目標だったので、効率的に点数を稼ぐことを重視した計画を立てました。

本番では6割をとれば良いこと、教科ごとの配点が決まっていることから、全てを勉強しなくても、何かを確実に取れるよう強化して、どうしても苦手なものや配点が低いものは捨てることが可能です。

10人パーティ(チーム)でボスを倒すゲームのイメージです。強いメンバーを選び、バランスよく強化するのが点数アップへの近道だと思います。各教科の中の単元はステータスと思っていいでしょう。

余談でした。

さて、どれを強化するべきか迷いどころだと思います。

そのため私は、まず、勉強するべき教科や分野の優先度を決めました。優先するものは、以下が基準です。

① 頻出分野:

毎年でている分野と、ここ3年ほど毎年出ているものをマークし、そこから勉強に手をつけました。

国家試験には、ある程度出題傾向があるようなので、知っておくと効率的に勉強ができます。

また、万が一時間がない!と言う時には勉強するか否かの取捨選択ができます。

頻出分野は、金原の問題集の別冊に載っているもので確認しました。

②得意でさくっと理解できる教科

すでに強いので、ただ覚えていない・ただ曖昧なところを固めることで確実に得点を取ることが可能です。つまり短時間で点数を上げるのにうってつけです。

得意な教科なので、応用問題が出ても解ける可能性が高く、強化する価値があると判断しました。

確実に解ける分野を作ることで、自信もつき、漠然とした不安を解消したり、モチベーションアップしたりすることにも繋がります。

③教科ごと、分野ごとに配点が高いもの(生理学の呼吸機能検査等)

国家試験の配点は毎年同じです。ここから、120点を超えるようにパーティーメンバー(強化するもの)を決めます。

臨床検査総論(医動物学) 10
臨床検査医学総論 5
臨床生理学        13
臨床化学         16
解剖・病理学       14
臨床血液学        9
臨床微生物学       11
免疫学          11
公衆衛生学        5
医用電子工学       6

計           100点(午前と午後で200点)

④他の教科の理解に繋がるもの

基礎がわかっていないと応用は理解に時間がかかります。そのため基礎となる教科は先に固めることで、理解が深まり、長い目で見て時短になります。

私の場合…

・微生物学と免疫学(得意教科)

・血液学(単体で記憶しやすく暗記さえできれば比較的容易)

・基礎免疫学(→病理学や血液学に)や解剖学(→生理学などの理解に役立つと考えたため)

・医学総論(他の教科の総まとめ問題のような形なので、他を勉強したら新しく勉強しなくても自ずとできます)

を含めた、

医学総論(5)+生理学(13)+病理学(14)+血液学(9)+微生物学(11)+免疫学(11)=63
をメインに勉強しました。

まず、これらを勉強して50点を取れるようになってから、検査総論(10)、臨床化学(16)に手をつけました。

苦手で、かつ配点が低い公衆衛生学(5)、医用電子工学(6)
は私は後回しでした。公衆衛生学は問題集をさらっと読んで覚えていないところにマーカーを引いた程度、
医用電子工学は簡単そうなところと頻出問題のみ解きました。
実は、問題集にある全ての問題は解いていません。


具体的な勉強方法

金原の10年分の過去問を日に10~20ページずつ解いていました。

ぱっと見で解けそうだと思ったら考えてみますが、知らない場合は解きようがないので時間をかけずすぐに答えを見る、というやり方です。

問題ごとに、解答の理由が説明でき、なおかつ正答ならば○、解答の理由を説明できないならば△、不正解ならば×をつけて、見直しの際参考にしました。

さらに、前述のようにしっかり固めたい分野をある程度決めておき、それらについては、問題集中の解説を、解きながらノートにまとめていきました。

また、試験までに10回程度模試があったので、模試を解き、解いた後は答えを用いて、問題集と同様の方法で復習しました。

なお、この模試の復習は問題集を解いた後にまとめてと、後回しにしていました。

模試の種類にもよると思うのですが、模試の解説はある程度理解ができているのを前提に書いてある印象です。

そのため復習に時間がかかる割に、基礎の理解は進みません。

自分は模試の復習に時間をかけるのをやめて問題集(こちらは解説が易しいです)を使い始めてから成績が上がったので、理解度に応じて取り組む時期を考えると良いのではないかなと思います。

各時期にしていたこと・勉強については後日記事にしますね。

現在お話ししている「成果」は、自己採点にすぎないので、しっかり結果が出てから合格体験記として書けたらと考えています。

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